argon blog

argon blog

カメラの撮像素子の話

元麻布春男の週刊PCホットライン
マミヤのカメラ事業撤退とムーアの法則の関係

だが、CCDサイズは大きくなるより、小さくなっていくのが、半導体技術から見れば必然である。現在デジタル一眼レフで主流のAPS-Cをフルサイズに拡大するというのは、ムーアの法則に対する挑戦であり、それほど勝算があるとは思えない。少なくとも半導体の世界で、ムーアの法則に逆らって成功した、という話は聞いたことがない。まだ、将来の主流はAPS-Cよりさらに小さいフォーサーズ(4/3型)に移行するという話の方が、半導体から見るとありそうに思える。

自分的にデジタル一眼レフカメラの進化の安定期は『フルサイズの1000万画素クラスのCCD搭載
して価格が10万台』という線で予想していたのですが、これはどうも無理らしい。
週刊PCホットライン記事にもあるようにフルサイズのCCDのカメラに挑戦する企業はどこも
撃沈しているようで、よく考えてみれば確かに半導体的に小さくしていくべきモノを逆に大きく
するのだから、かなり無理があるというのは納得できる。
でもってそれに挑戦してできそうなのがトップシェアを誇り技術力もあるCanonだけという事に...
CCDの事を考えているとやはりオリンパスフォーサーズは先見の明がある規格なのだなと
思います。Canon以外でフルサイズに挑戦できないメーカは舵きりしてフォーサーズに参入した
方が未来があるんじゃないかなーって思います。まぁレンズ資産ってやつがが足を引っ張るのかな...